記事書くのが遅れましたが、先週Fedora 37 Betaがリリースされました。
主な変更点としてはGNOME 43です。

上部タスクバー右のシステムバーをクリックした時のデザインが変更されました。

fedora-37-system-bar-pain


  Fedora 36 GNOME 42では文字で並んでいるだけでしたけど、Fedora 37 GNOME 43(執筆時RC)モバイルのように角丸のボタンアイコンだけで表示されるようになりました。私はデスクトップなのでこれだけですが、ノートPCだとWi-Fiやbluetoothも表示されるようです。ネットワーク部分の>をクリックすると切断を選べたり、スピーカーアイコンの一番右側の>をクリックすると出力先を選んだり出来るようになっています。

 少し気になることは、今までは文字表示で且つ一番下にあった電源関係の項目が一番右上にあったりして、電源切るときに探してしまいます。さらに欲を言えば電源ボタンとは別でログアウトボタンも欲しい。でも、このシステムバー周りの変更は私は気に入ってます。設定アプリにセキュリティパネルが加わるってFedora Magazineに書いてあるけど、見当たりません。あと、Betaの割に安定していてしっかりバグ取りや最適化のおかげか反応速度も速い気がします(アップグレードで沢山アプリが入っている環境ですら)。ただ、gjsとかはよく落ちてAbrtが反応してますね… 普通に使えますけども。

 私は公式バージョンのFedora 37が待てずに実機にアップグレードして使ってます。皆さんも経験ある困ったことは、GNOMEのバージョンが新しくなるたびにGNOME拡張機能が使えなくなることです。今回ももれなくそうなりましたが、"Window List"とか"User Theme"とかとても基礎的な機能も使えません。幸いなことに"Applications Menu"と"Dash to Dock"が対応してくれたので、なんとか常用出来ます。FedoraもGNOMEも正式リリースすら待たずにインストールしたのだから、当然な不具合ですね。

 さて、Fedora 37 Betaのレビューをしましたが、使いたくなりましたでしょうか?まだBetaなので仮想化マシン(VM)上で使用するのをお勧めしますが、勇気ある方は使ってみては?

参考: Announcing the release of Fedora Linux 37 Beta