前回【追記あり】Fedora 32パッケージTeX Live2019でのsvg画像ファイルの挿入についての記事で書いた通り、Fedora 32でのLaTeX TeX Live2019でのsvg画像ファイルの挿入についての続きとして、まだBeta版ですがFedora 33 パッケージTeX Live 2020でのsvg画像ファイルの挿入についてのHowtoを書いておきます(実際は内部でsvgをepsに変換している)。

まず、Linux ディストリはFedora 33 Betaです。恐らくFedora 33 公式リリースでもこの記事は有効でしょう。

TeX Live 2020インストール

Fedora 33公式のパッケージのTeX Live 2020をインストールします。数GBとサイズがかなりでかいので注意して下さい。
sudo dnf install texlive-scheme-full

Inkscapeインストール

svg画像ファイルをepsに変換するInkscapeをインストールしておきます。
sudo dnf install inkscape

dvipdfmx.cfg

/usr/share//texlive/texmf-dist/dvipdfmx/dvipdfmx.cfgをsudoしてエディタで以下を最後の行に追加編集します。
D "inkscape %i -o %o"

ファイルの準備

任意のディレクトリで最低限のファイルのfile.texとsvgファイルを以下の通りに準備編集して、svgパッケージの動作を確認します。

svg画像

svgファイルを準備します。

cp  /usr/share/icons/hicolor/scalable/apps/org.gnome.Terminal.svg term.svg

TeXファイル

file.texの中身は以下のようにエディタで編集します。(個人ディレクトリで)

\documentclass{ltjsarticle}
\usepackage[]{graphicx}
\usepackage{svg}
\begin{document}

gnome terminal svg
\begin{figure}[h]
  \centering
  \includesvg{term.svg}
  \caption{terminal svg image}
\end{figure}

\end{document}

コンパイル

コンパイルしてみます。svgパッケージのコンパイルは、platexやuplatexではコンパイル出来ず、lualatex、pdflatex、xelatexに-shell-escapeオプションを付けます。日本語を考慮するとpdflatexでは扱えないので、lualatexが良いかと思います。

lualatex -shell-escape file.svg

結果

以下のようにGNOME端末のアイコン画像が表示されれば、成功です。 Screenshot from 2020-10-12 11-10-35