GNOMEの最新を追いかけたくて、GNOME OS nightlyを仮想化ゲストにてインストールしました。

 Fedora 33 GNOME 3.38の時にペアレンタルコントロールの実装がリリースノートで書いてありましたが、GNOME40でも結未実装なままでした。
 しかし、GNOME 41のGNOME OS nightlyを試したところ、下図の通りペアレンタルコントロール実装されてます!


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 GNOMEの設定ツールのユーザーの項目にペアレンタルコントロールの項目があります。ユーザーをメインとは別に作ると有効にするかを選べるように出来ます。管理者権限を指定するとペアレンタルコントロールの対象にはならなさそう。
 ペアレンタルコントロールを有効にするとブラウザを制限したり、アプリインストールの制限をしたり出来ます。安心して家族にもLinuxを使ってもらう事ができます。

例として制限ない場合と幼児期を比べてみるとGNOMEソフトウェアでのアプリリストが以下のようになりました。

まずは、全年齢の場合のGNOMEソフトウェアリストが下図。

parental-control-all-ages-gnome-software-list

そして、Early Childhoodの場合のGNOMEソフトウェアリスト。

parental-control-early-childhood-gnome-software-list

 SuperTuxKartやTank Warrirosが表示されなくなっています。それぞれのアプリをクリックしてみると、制限事情が書いてあります。Tank Warrirosは当然ですね。

 子ども用のアカウントでログインしてもユーザー項目で管理者権限で認証出来ればいちいちログアウトしなくても解除出来るので相談しながらアプリインストールを決められますね。

 今のところ、Fedora 35のnightlyには標準では有効になっていません。パッケージインストールしても足らないものがあるようです。今後の開発に期待です。