はじめに

GNOME 40のスクリーンショットを



にて披露しました。今回は実際にGNOME 40をインストールする方法を紹介します。GNOME 40に関してはFedora 33からFedora 34 Rawhideにアップグレードする方法とそこからGNOME公式のソースをビルドする方法とがあります。GNOMEのソースからビルドする方が最新のものをインストール出来るのでぜひチャレンジしてみて下さい。

Rawhideが35に切り替わって、Fedora 34のリポジトリが出来ました。それを踏まえて、--releasever=34に変えてください。この記事再検証する必要があります。

Fedora nightly composeが簡単でお勧めです。各Linux ftpサイトのfedora/linux/development を当たると有ります。

注意点

Fedora 34 Rawhide及びGNOME 40をインストールするにあたって注意することとして、まだBeta版でもないので実機本番環境は非推奨です。サブ機やVirtualBoxなどの仮想化環境にて楽しんで下さい。

fedora 34 Rawhide

GNOME 40を楽しむにあたって、まずはFedora 33な環境を用意し、Fedora 34 Rawhideにアップグレードします。アップグレード方法は、Fedora 32からFedora 33などへのアップグレードと同じです。

system-upgradeインストール

system-upgradeパッケージをインストールします。

sudo dnf install dnf-plugin-system-upgrade

system-upgradeダウンロード

system-upgrade用ダウンロードをします。releaseverの指定に34を指定します。またRawhideと書いてる箇所はFedora 34と読み替えてください。
(2021年2月15日(月)22時頃)

sudo dnf system-upgrade download --refresh --releasever=34

依存関係解決

パッケージ依存関係にエラーがあれば上記のコマンドに--allowerasingをつけて実行

system-upgradeリブート

system-upgradeダウンロード出来たら、以下のコマンドを打ってFedora 34 Rawhideへアップグレードを開始します。環境にもよりますが、数時間掛かると思います。

sudo dnf system-upgrade reboot

GNOME 40へようこそ

Fedora 34 Rawhideへアップグレード起動出来たら、GNOME 40が楽しめます。そのままお使い下さい。使い方がわかりにくかったりするかも?

ソースからビルド

Fedora 34 RawhideでもGNOME 40が楽しめますが、さらに最新のGNOME 40を使うならソースからビルドします。

dnf build-dep and install

mutterとgnome-shellパッケージをビルドするためのパッケージをインストールします。

sudo dnf build-dep gnome-shell mutter gtk4
sudo dnf install asciidoc

mkdir

ソースからビルドするための作業ディレクトリを作ります

cd 
mkdir ~/work
cd ~/work

mutter

mutterをビルドします。gitlabのGNOME公式からソースファイルを引っ張ってきてからビルドします。

git clone https://gitlab.gnome.org/GNOME/mutter
cd ~/work/mutter
meson _build --prefix=/usr/
sudo ninja install -C _build

gnome-shell

gnome-shellをビルドします。必ずmutterのビルドが終わってから実行して下さい。

git clone https://gitlab.gnome.org/gnome-shell
cd ~/work/gnome-shell
meson _build --prefix=/usr
sudo ninja install -C _build

再起動

ビルドとインストールが完了したら、再起動します。

最新のGNOME 40へようこそ

Fedora 34 Rawhideと少しUIが違うのが分かりますか?背景画像を変えたりすると横配置のワークスペースがわかりやすくなると思います。

gnome40-overview-workspace6

アンインストール

GNOME公式のgitlabのソースからFedora 34 Rawhideのものに戻したくなったら、以下のコマンドで戻せます。

cd ~/work/mutter
sudo ninja uninstall -C _build
cd ~/work/gnome-shell
sudo ninja uninstall -C _build
sudo dnf reinstall mutter gnome-shell

アップデート

アップデートするには、上記のアンインストール処理を施してから、

mutter

cd ~/work/mutter
sudo rm -Rf _build git pull meson _build --prefix=/usr/ sudo ninja install -C _build

gnome-shell

cd ../gnome-shell
sudo rm -Rf _build git pull meson _build --prefix=/usr/ sudo ninja install -C _build

として再起動します。

まとめ

Fedora 34 RawhideにアップグレードしてからGNOME公式の最新のソースからビルドする方法を紹介しました。GNOME 40の新UIの横方向に動くワークスペースをお楽しみ下さい。

おまけ

YoutubeにGNOME Live Codingしてる方がいますので、興味がある方は覗いてみてください。


また、ブログデザインをほんの少しだけ変えました。行間が詰まっていたので少しゆとりをもたせ、コマンド表示のマージンを少し多めに取り背景色を変えました。見やすくなっていると良いのですが。

参考リンク