はじめに
現在のghostscript事情を検証してみました。LaTeXでpsファイルに変換すると日本語の文字化けします。GNOMEだとpsファイルを閲覧するアプリはevinceで裏ではghostscriptで動いてるのかghostscriptの設定を直せば解決出来ました。以下解決方法を記します。 FedoraやRH系のCentOSなどのディストリビューションに限ります。Ubuntuでは eps,psポストスクリプトghostscript日本語文字化けCan't find (or can't open) font file IPAexMincho-H IPAexGothic-H. 解決方法Ubuntu版をどうぞ。
IPAexフォントのインストール
IPAexフォントをインストールします。
sudo dnf install ipa-ex-gothic-fonts ipa-ex-mincho-fonts
sudo dnf install texlive-haranoaji texlive-haranoaji-extra
としてインストールします。
cidfmap編集
/usr/share/ghostscript/Resource/Init/cidfmapをエディタで編集
2019年2020年頃のFedoraのghostscriptは/etc以下ではないし、バージョンがghostscript以下に挟まない事に注意すること。CentOSなどは/etc/ghostscript/<version>/cidfmapかもしれない。versionいらないかもしれない。この辺がバラバラです。
/ipaexm << /FileType /TrueType /Path (/usr/share/fonts/ipa-ex-mincho/ipaexm.ttf) /SubfontID 0 /CSI [(Japan1) 6] >> ;
/ipaexg << /FileType /TrueType /Path (/usr/share/fonts/ipa-ex-gothic/ipaexg.ttf) /SubfontID 0 /CSI [(Japan1) 6] >> ;
/Ryumin-Light /ipaexm ;
/GothicBBB-Medium /ipaexg ;
/IPAexGothic /ipaexg ;
/IPAexMincho /ipaexm ;
/HaranoAjiMincho-Regular /ipaexm ;
/HaranoAjiGothic-Medium /ipaexg ;
cidfmapを編集し文字化けを直したところ。
/Pathの後のカッコ内はFedoraの例なのでディストリビューションによって違うかもしれない。
下記コマンドで探すこと。
find /usr/share/fonts/ -name '*ipa*'
※この方法では、HaranoAjiMincho-Regular、H
aranoAjiGothic-Mediumのフォント指定をIPAexフォントにしているので、実際の原ノ味フォントと事なります。例えば☃とか。原ノ味フォント指定も出来るのですが、この方法でご勘弁を。
コメント
コメント一覧 (2)
もう3日だけど(汗)
去年はBlenderとかKritaが3.0と5.0と大きく変わり、Fedoraも大きく飛躍しましたね。
AmazonのAMSがFedoraカスタムがプレビュー版になったり、GNOME40になったり怒涛の2021年でした。
2022年もどんな改善が行われるのか楽しみです。
けんけん
がしました
明けましておめでとうございます。
もう私が記事にしようと思う事全部言ってくださってる(笑)
Fedora自体もBtrfsファイルシステムになったりZram採用したりで基本システム周りも改良があったりで改良点が多かった年でしたね。
やはりFedoraは使っていて楽しいです。
けんけん
がしました