まえがき

Fedora 33が2020年10月27日(火)にリリースされました。本当は、もっと早く書きたかったのですが、以下にFedora 33の新機能について、キーワードだけ載せておきます。また、参考リンクを載せておきますので詳しいことはそちらで参照して下さい。
追記:LTOとWineに関することを追加。(2021年2月6日(土))

GNOME 3.38

Workstation版では、GNOME 3.38がリリースが採用されています。GNOME 3.38の新機能はまた追って書きたいところですが、電源オフ/再起動/ログアウトのクリック数が減った、初めてログインした時に表示されるツアーがリデザインされた、アプリビューの並び替えがスムーズになり、画面録画の改善されたなどです。ペアレンタル・コントロールが追加されているはずですが、設定のユーザーの項目には見当たりません。リリースノートなどにはのっていますが、現在のところ実装されてなさそうです。

Btrfs as the default filesystem

デフォルトファイルシステムがext4からBtrfsになりました。新しいファイルシステムですが、かなりの年月開発されてますし、そろそろ使っても良い頃でしょう。

デフォルトエディタにnano

デフォルトエディタがViからnanoに変更されました。Viは慣れるまで大変なのでユーザーフレンドリーなnanoを採用されたというわけです。viのままのにしたい場合は、.bashrcか.bash_profileに

export EDITOR="vi"
かvimなら
export EDITOR="vim"

と書いておいて下さい。主にCUIで使われる環境変数EDITORですので、geditなどは指定しないようにしてください。詳しくは を参照のこと。

swap on zram

zram採用です。詳しい事は検索してほしいですが、圧縮されたRAMディスクについての機能です。デフォルトでONになっているので、恩恵を預かれる環境はかなりあると思います。

systemd-resolve

パッケージ作成時LTOを有効に

Wine3DバックエンドをDXVKへの切り替え

アニメーション付きの背景

RPMのデータベースをBerkeley DBから新しくSqliteフォーマットへ変更

強い暗号設定:phase2

レガシー暗号化技術のプロトコル(TLS 1.0と TLS 1.1)Diffie-Hellman key とSHA-1 hashをさらに無効化。

ARM AArch64

in Fedora KDE enabled the EarlyOOM

プログラミング言語

  • Binutils 2.34
  • Boost 1.73
  • glibc 2.32
  • Golang 1.15
  • java-11-openjdk(java-1.8.0-openjdkからのアップグレード)
  • libdbを廃止予定
  • LLVM 11
  • GNU Make 4.3
  • Node.js 14.x
  • Perl 5.32
  • Python 3.9
    • Python2.6リタイア
    • Python 3.4リタイア
  • RPM 4.16
  • Ruby 6.0
  • Stratis 2.1.0

参考文献

Fedora Magazineの記事

実装されてない機能もあるかもしれないが、一次ソースはこちらが一番詳しい。

GihyoさんFedora 33記事

GihyoさんGNOME 3.38記事