Fedoraの15ぐらいからネットワークカードのデバイス名が変更されていました。
ifconfigしてみると分かりますが、
em0やp5p1等となっています。
私の環境だと
ifconfig
p5p1: flags=4163mtu 1500
inet 192.168.1.11 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.1.255
inet6 fe80::225:22ff:fea0:9f67 prefixlen 64 scopeid 0x20
ether XX:XX:XX:XX:XX:XX txqueuelen 1000 (Ethernet)
RX packets 1556629 bytes 763755804 (728.3 MiB)
RX errors 0 dropped 0 overruns 0 frame 0
TX packets 1788965 bytes 946806952 (902.9 MiB)
TX errors 0 dropped 0 overruns 0 carrier 0 collisions 0
となっています。
(ネットワークカードのMACアドレスは、XXにして隠しています。)
これをeth0に戻す方法がリリースノートに載ってました。
3. Fedora の変更点 - デスクトップユーザー向け
一貫性のあるネットワークデバイス名
Fedora 18 では引き続き以前のリリースでも実装されていた biosdevname というネットワークデバイス名の命名規則が適用されます。サーバーのマザーボード上の内蔵 Ethernet は emport_number。PCI カード上の Ethernet ポートは pslot_numberpport_number のように筐体のラベルと同じような順序で命名されます。この機能を無効にしたい場合には、カーネルオプションで biosdevname=0 と指定することで無効にできます。その場合、昔から使われている ethX という名前になります
とあります。
たぶん、/etc/grub.d/以下を弄るという正しい方法があるはずなんですが、分かりません(´・ω・`)
コメントでsawaさまからアドバイスがありました。
カーネルに与えるパラメーターは、/etc/default/grub の
GRUB_CMDLINE_LINUX」で設定できます。
GRUB_CMDLINE_LINUX="biosdevname=0"
と書いて
grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cf
ということだそうなので、
sudo vim /etc/default/grub
と設定ファイルを開き
GRUB_CMDLINE_LINUXの行末の”を削除し、
biosdevname=0”を追記します。
設定例(環境によって異なるのでそのままコピペしないように。
GRUB_CMDLINE_LINUX="SYSFONT=False rd.lvm=0 rd.dm=0 rd.md=0 rd.luks=0 LANG=ja_JP.UTF-8 KEYTABLE=jp106 rhgb quiet biosdevname=0"
そして、以下を実行してgrubの設定を反映させます。
sudo grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cf
これであとは再起動すればOKなはずです。
というわけなんで、/etc/grub2.cfgのvmlinuzの行末に biosdevname=0とすればいいと思います。
sudo grep vmlinuz /etc/grub2.cfg
linux /vmlinuz-3.7.4-204.fc18.x86_64 root=UUID=4fd12a36-b675-4300-b991-b2b7b5c8ac0c ro SYSFONT=False rd.lvm=0 rd.dm=0 rd.md=0 rd.luks=0 LANG=ja_JP.UTF-8 KEYTABLE=jp106 rhgb quiet
linux /vmlinuz-3.7.3-101.fc17.x86_64 root=UUID=4fd12a36-b675-4300-b991-b2b7b5c8ac0c ro SYSFONT=False rd.lvm=0 rd.dm=0 rd.md=0 rd.luks=0 LANG=ja_JP.UTF-8 KEYTABLE=jp106 rhgb quiet
linux /vmlinuz-3.7.3-101.fc17.x86_64 root=UUID=4fd12a36-b675-4300-b991-b2b7b5c8ac0c ro SYSFONT=False rd.lvm=0 rd.dm=0 rd.md=0 rd.luks=0 LANG=ja_JP.UTF-8 KEYTABLE=jp106 rhgb quiet
linux /vmlinuz-3.7.3-101.fc17.x86_64 root=UUID=4fd12a36-b675-4300-b991-b2b7b5c8ac0c ro single SYSFONT=False rd.lvm=0 rd.dm=0 rd.md=0 rd.luks=0 LANG=ja_JP.UTF-8 KEYTABLE=jp106 rhgb quiet
linux /vmlinuz-3.6.11-1.fc17.x86_64 root=UUID=4fd12a36-b675-4300-b991-b2b7b5c8ac0c ro SYSFONT=False rd.lvm=0 rd.dm=0 rd.md=0 rd.luks=0 LANG=ja_JP.UTF-8 KEYTABLE=jp106 rhgb quiet
linux /vmlinuz-3.6.11-1.fc17.x86_64 root=UUID=4fd12a36-b675-4300-b991-b2b7b5c8ac0c ro single SYSFONT=False rd.lvm=0 rd.dm=0 rd.md=0 rd.luks=0 LANG=ja_JP.UTF-8 KEYTABLE=jp106 rhgb quiet
なので、今使っているカーネルのバージョンを
uname -r
3.7.4-204.fc18.x86_64
と確認して、/etc/grub2.cfgのvmlinuzの行末にbiosdevname=0を追加しましょう。
例としては、こんな感じ。カーネルオプションはインストールした環境によって異なるので、
以下をコピペとかはしないように…
linux /vmlinuz-3.7.4-204.fc18.x86_64 root=UUID=4fd12a36-b675-4300-b991-b2b7b5c8ac0c ro SYSFONT=False rd.lvm=0 rd.dm=0 rd.md=0 rd.luks=0 LANG=ja_JP.UTF-8 KEYTABLE=jp106 rhgb quiet
の行末に、以下のように
linux /vmlinuz-3.7.4-204.fc18.x86_64 root=UUID=4fd12a36-b675-4300-b991-b2b7b5c8ac0c ro SYSFONT=False rd.lvm=0 rd.dm=0 rd.md=0 rd.luks=0 LANG=ja_JP.UTF-8 KEYTABLE=jp106 rhgb quiet biosdevname=0
と変更します。
ただし、/etc/grub2.cfgを直接弄ると、起動しなくなる可能性もありますしので慎重に…
また、カーネルがアップデートされたら同じ作業をする必要があります。
たぶん、/etc/grub.d/以下を弄るという正しい方法があるはずなんですが、分かりません(´・ω・`)
コメント
コメント一覧 (1)
「GRUB_CMDLINE_LINUX」で設定できます。
GRUB_CMDLINE_LINUX="...biosdevname=0"
と書いて
grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
してくださいな